【歯科医療分析 5】研究と開発
それでは今回からは、どんな研究開発がおこなわれているのか見ていきましょう。
最初はインプラント品から見て行きましょうかね。
まずはFタームはどんな分類になっているのか、観点を見てみましょう。
この前の医療用材料分析のときはFタームの観点をテキトーに観察しただけでしたので、今回は心を入れ替えて?Fターム解説をしっかり読みながら調べてみましょう。(IPDLももうすぐ終わってしまいますが、とりあえず現在のIPDLを貼り付けておきます)
https://www5.j-platpat.inpit.go.jp/pms/tokujitsu/pmgs/PMGS_GM101_Top.action
そうすると、4C059の観点は以下のようになりました。
・ AA 歯科インプラント
歯科補綴に関する技術で、顎骨や歯槽部に植えつけられる支柱で、この上に人工歯や義歯床が取り付けられることになります。 自然歯の中に埋め込まれるものもありますが、これはこの中のAA12になります。
・ BB 印象トレー
印象を良くするために使うんではなく、口腔組織の陰型記録(=印象)を作成するため、印象材料を口腔組織に押しつける時に使用する印象材料を保持するお皿。 歯医者さんにしょっちゅうかかっている人は、ガムみたいなものが小さなお皿に載せられて、これをくわえさせられた経験がおありなのでは?
・ CC 咬合器とその関連物
咬合器とは、印象によって採得された口の模型(咬合模型)に義歯を取付けて、咬み合わせの具合を検査する器械で、人の上顎、下顎を再現する為に、色々な調節装置がついているんですって。
・ DD 歯科補綴雑物
他の分類に入らない雑多な歯科における補綴技術だそうです。
・ EE ワックス加工
ワックスをかけて、ピカピカに磨きましょう!!
・ FF 義歯床
義歯床とは、基底部で口腔粘膜面を覆い、その反対側の対顎と対応する部分で、人工歯を保持するものなのだそうです。 以下のように、入れ歯の肉みたいな部分ですね。
https://www.ha-channel-88.com/jiten/gisisyou.html
・ GG 陶磁器の人工歯
陶磁器で作製される歯科補綴物です。
・ HH 鋳造
そのものズバリの歯科補綴物の鋳造ですね。
・ JJ 口蓋なしの義歯の固着
口蓋部のない義歯の固着に関する技術です。 口蓋って、公害のことではなく、口腔の上壁にあたる部分です。
(口が臭いと公害になってしまいますので、王花陣も気をつけましょう)
・ RR 歯冠;その製造
かぶせ者ですね。(ちょっと違って、かぶせている物です)
・ SS 歯冠の材質・材料
説明の必要はないでしょう。
・ TT 歯冠の製法
これも大丈夫ですね。