【歯科医療分析 4】歯科医療機器及び材料メーカー

2015年03月30日 09:03

それでは、今回は上位10社の直近10年間の時系列での出願推移を見てみましょう。

ノーベル、松風、スリーエム、トクヤマなどは2013年からの出願がないですが、直近なので出願がないのかどうかはまだわかりません。京セラさんは最近増加してきているようですね。

尚、各企業と共同研究しているメーカーはそんなに多くありませんでしたので、どんな技術が研究されているのかに移りましょう。

最初、歯科補綴品と、そのまた歯科用材料をいっしょくたにして分析しましたが、それぞれがどうなっているのかを、まずは調べてみましょう。

まずは、時系列での出願比較です。


上が歯科補綴品すなわちインプラント品で、下がその材料です。やっぱりベーシックな歯科用材料を研究しているところよりも、インプラント品を開発しているところのほうが多いんですね。

次は、メーカーごとの比較で、上がインプラント品で、下がその材料です。

下のマップのように、今までのインプラント品と違って、ベーシックな研究をおこなっているのはやはり大学系が多く、今までと違ったメーカー、企業が多くなっています。

ここでも、大学と独立行政法人を除いた新しいメーカーは以下となります。


・ 株式会社日立メディコ

https://www.hitachi-medical.co.jp/index.html

言うまでもまく日立グループですね。1949年設立、本社東京、資本金138億8,400万円、

連結売上高1,711億円、連結従業員数5,434名、医療機器等の開発・製造販売。

製品は、診断用超音波装置、MRI装置、X線CT装置、X線装置、核医学装置・放射線治療装置など大物です。


・ 株式会社ハイレックスコーポレーション

https://www.hi-lex.co.jp/

証券コード7279 設立1946年、本社宝塚、資本金56億5,700万円、連結売上高約2,014億円、従業員数

単独1,027名、自動車・産業関連、医療関連事業。


・ 株式会社オーガンテクノロジーズ

https://www.organ-technol.co.jp/index.html

本社東京、設立2008年、資本金1,000万円、再生医療向け医薬品・材料製造・販売、輸出入、治療用

細胞、組織、器官の受託製造・販売・輸出入、株式会社日本イノベーション100%出資

https://cs60.jp/