【歯科医療分析 12】インプラント用金属材料

2015年03月30日 10:13

インプラント材料に使われている金属の分析をしてみましょう。

(歯のほうではなくて、骨にねじ込むボルトのほうです)

使われているのは、やはりチタンやチタン合金で、ステンレス鋼なども使われているんですね。

それではそれぞれどんな出願がされているのか発明の名称を見てみましょう。


1 チタン

・ 特開2014-193249

生体インプラント

チタンを使う場合の有機汚染物質の除去方法です。


・ 特開2014-028084

生体インプラント材料の製造方法、

生体インプラント材料およびチタン含有アルカリ水溶液 調整工程の改善だそうです。


・ 特開2014-514124

生体適合性部材

生体適合性のために、表面に金属酸化物(二酸化チタンだそうです)をまぶすんだそうですね。


2 チタン合金

・ 特開2012-176243

インプラントおよびインプラント部材

 生体適合性が違った部材を使ったインプラント用部材です。


・ 特開2013-179967

医療用多孔プレート

従来のバリアメンブレンの有する厚さや細菌繁殖の問題を解決する発明です。


・ 特表2013-545499

骨稜部を拡張させるための方法及び前記方法に使用するためのインプラント拡張具


3 その他の金属系材料

・ 特開2012-196461

生体分解性金属を含むインプラントおよびその製造方法 生体分解性金属って何かいな?というところですが、生体分解性マグネシウムやマグネシウム系合金を使い、インプラント材料にしたり、表面コーティングをおこなったりするんですって。


・ 特開2010-162363

骨内インプラント

金属や金属合金にはクロム、ニオブ、タンタル、バナジウム、ジルコニウム、アルミ、コバルト、ニッケル、ステンレス鋼とか使うんだそうです。


・ 特表2012-514524

生体分解性合金を含む植込み型医療装置制御された分解速度で、塞栓を生じることなく時間と共に分解する、高強度合金を含むそうですよ。


4 ステンレス

・ 特表2012-528612

ナノ銀を用いた骨接合抗菌コーティングだそうです。


・ 特表2012-517877

埋込型医療器具の表面処理方法

こちらのほうは埋め込み機器ですね。


・ 特開2010-233860

 医療材料

硬性医療機器を骨等に埋め込むときに、緩みなどを防止したり骨芽細胞の硬性医療機器への固定性を促進させたりするために、硬性医療機器との間を埋めるスペーサーを使うんです。